絨毯や手仕事の作り手に光をあてる

近江商人の哲学「三方良し」。売り手良し・買い手良し・世間良し。商いにおいて商人だけが儲けるのではなく購買者や社会にも貢献できるような働き方を目指す理念です。三方舎もこの理念に共鳴し、私たち独自の「売り手良し、買い手良し、そして作り手良し」を目指しています。中でもとくに「作り手」の思いを大切にします。世界には素晴らしい技術や文化があり、それを守ろうとしている「作り手」たちがたくさんいます。そんな思いのこもった上質なものを長く大切に使う。そうした暮らしを通してものを大切に思う心、環境への配慮などを自然に伝えることができると考えます。三方舎はこれからも思いのある上質なものづくりに関わり、多くの作り手と彼らを取り巻く人や暮らし、それらの交わりの中に光を当てていきます。

GOSHIMA絨毯

オーダーメイドでつくる一枚
GOSHIMA絨毯の4つの魅力

1. 「選ぶ」のではなく「つくる」絨毯
GOSHIMA絨毯ではオーダーメイドという方法で絨毯をお客様に届けることに決めました。オーダーメイドで絨毯をつくることで、オーダーした使い手(お客様)とオーダーを受けた作り手が一枚の絨毯を通して時間の共有が生まれます。待つ人、作る人、それぞれの人生の中にそれぞれの4カ月(制作期間)が刻まれます。この長いようで短い、短いようで長い「待つ」という時間を異国の作り手とともに重ね、共有し、この特別な体験によって、ものへの愛着が生まれます。そして、同じ4カ月を共有できた人によって作られたものは必ず長きに渡り愛用されます。GOSHIMA絨毯はそんなオーダーメイドによって一枚一枚織り上げられます。

2. 一生を超えて使い続けられる品質
GOSHIMA絨毯は手織り絨毯です。モロッコやネパールの優れた絨毯工房で選ばれた職人たちにより一枚一枚織り上げられます。「紡ぐ」「糸を染める」「絨毯を織る」「仕上げる」全てが職人の手によって行われる手仕事による絨毯です。また、使用される羊毛も現地で採れる高地の上質な羊毛です。上質で脂分豊富なその羊毛は汚れに強く丈夫です。長年培われた手仕事の技術による丈夫な造りと上質な羊毛が世代を超えて使える品質の証です。

3. 日本の暮らしと文化に適った厚み
「座る」「寝転ぶ」といった日本人古来のライフスタイル。欧米式のライフスタイルが浸透するなか、今なお日本人の体が覚えているその暮らし方に、他に類をみないGOSHIMA絨毯の厚みが応えます。ごみが奥に入らないほどにびっしりと細かく織り上げられた羊毛が体を支えてくれます。

4. 作り手に光をあてる
国内外に素晴らしい技術や文化があり、それを守ろうとしている「作り手」たちがたくさんいます。そんな思いのこもった上質なものを長く大切に使う。そうした暮らしを通してものを大切に思う心、環境への配慮などを自然に伝えることができると考えます。私たちは思いのある上質なものづくりに関わり、多くの作り手と彼らを取り巻く人や暮らし、それらの関わりの中に光を当てていきます。

ロイヤルコレクション

モロッコ王室御用達の工房でつくる最高品質のシリーズ。上質な羊毛を細く紡いだ糸を使い、高い技術力で美しく普遍的な紋様を織り上げています。しっかりした厚みと密度は日本の暮らしに適う仕様です。

百花万華コレクション

日本人デザイナーにより花々の繊細さと余白の美しさを表現した絨毯。草木で染めた羊毛と輝くシルクによって織りなされる美しい絨毯は空間を彩り、まるで茶室に添えられた一輪の花のように人々の心も彩ります。

メモリアルコレクション アーモンドシリーズ

家を建てるときに植える記念樹のように“人生の記念品をつくる”シリーズです。ベースの色や鳥の数、花びらの色を選びながらオーダーメイドでつくる、家族にとって世界に一枚だけの絨毯です。

記憶の家

暮らしの「道具」と暮らしの「風景」を通して、愛情を育むことを大切に考えた家です。「記憶の家」にはたくさんの経験=記憶の蓄積ができるような手をかけていく暮らしの道具と心に残る暮らしの風景が設計されています。

記憶の家 ウェブサイトへ

綴 -TSUZURE-

「綴 -TSUZURE-」は、モロッコの提携工房で手織りで作る三方舎オリジナルのキリムです。織り糸の細さ、色や柄の複雑さは織り手の技術力の高さを示しています。草木染めの天然羊毛を使用し(一部化学染料あり)、厳選した素材で作られています。

綴–TSUZURE– ウェブサイトへ

書斎ギャラリー

日本や世界の伝統や文化を守っている「作り手」たちがいます。思いの込もった上質なものを長く大切に使う。新潟県内外の手仕事の作り手を書斎ギャラリーの企画展を通してご紹介しています。過去の企画展はアーカイブページをご覧ください。

書斎ギャラリーの展示について